子ゾウの仇討ち、44頭のゾウの群れが村に逆襲=インド

インドのチャッティースガル州コルバ市近くの村を、44頭のゾウの群れが襲った。村の農場で働いていた羊飼いの男性がゾウにふまれて死亡したほか、群れは2日間にわたって畑を踏み荒らした。米週刊誌「ニューズウィーク」が伝えている。
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同誌によると、ゾウの群れが去った後、地元当局が村を調査したところ、羊飼いの男性が働いていた農場の中から、生後1歳ごろとみられる赤ちゃんゾウの死体が地中に埋められ葉で隠された状態で見つかった。農場の所有者は拘束され、子ゾウの殺害に関与したか取り調べが行われているという。
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調査に参加したアジアゾウ慈善財団の創設者、ダンカン・マクネア氏は次のように話している。

「間違いなく、ゾウの群れは子ゾウを殺した人間に対する懲罰的行動を取っている。ゾウは復讐のため、犯人や犯人の周囲の人々を探していたのです」

これまでに、象には死んだ仲間に別れを告げるための「ある種の儀式」を行うことを発見したと報じられていた。
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