OPEC年次報告書 少なくとも2045年まで世界のエネルギーバランスで石油が優位

OPEC(石油輸出国機構)は年次報告書「World Oil Outlook」を公表し、2045年まで世界のエネルギーバランスでは引き続き石油が支配的地位を占めると予測した。
この記事をSputnikで読む
報告書によると「石油は世界のエネルギー生産の第一の燃料として留まり、2045年までの予測期間全体と通して世界エネルギーバランスで最大の割合を維持する」という。専門家は2045年までに石油需要も増すと予測している。需要量は前回予測比で日量160万バレル増の1億980万バレルに達するとしている。
OPECによると、世界のエネルギー資源全体に占める石油ガスの割合は50%を超えるという。石油に限れば2045年までに31%から28.7%とわずかに減少し、一方、ガスの割合は23.2%から24.3%に伸びる予測だ。石炭については、26.1%から16.6%に縮小し、原子力は5.3%から6.6%に拡大す る。
日本がロシア産燃料抜きに生き残ることは不可能=伊藤忠会長
スプートニク通信ではこれより前、ロシアガス大手「ガスプロム」社のアレクセイ・ミレルCEOが、今年の冬は石油ガス不足により欧州全体が凍り付く恐れがあると指摘したことを取り上げた。
関連ニュース
OPEK加盟国は買い手による原油価格設定はあり得ないと考えている=ロシア財務相
石油産業、2045年までに1680兆円の投資必要 G20エネ相会合、声明はまとまらず
コメント