カール国防次官は会議の中で、「アメリカ合衆国が世界最強であることを疑うものはいない」と発言した。国防次官によると、中国でさえこの主張には疑問を抱いていないと言う。国防次官は次のように発言した。
「中国がこれを疑っているとは思わない。中国は我々の軍事力を知っていると考える」
その上で中国が直近の1年から2年以内に台湾侵攻を実行に移すことはないとの見通しを示した。
先に中国の秦剛駐米大使は台湾統合を目指すとしつつも、具体的な目標の時期については名言しなかった。米中央情報局(CIA)のデービッド・コーエン副長官は9月、中国の習近平国家主席が2027年までに台湾を軍事的に制圧するよう部下に指示を発出したと指摘していた。
後に米海軍のマイケル・ギルディ作戦部長は軍事的な緊張感が2022年中にも起こる可能性があるとし、米軍の艦隊はアジア太平洋地域で臨戦態勢に入る必要があると指摘していた。
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