ナノクレイは2000年代初頭にノルウェーの研究者クリスティアン・オレセン氏によって開発されたが、砂漠を花咲く谷に変えるという方法は、同社のみが考え出した方法だという。その方法によると、ナノクレイは、わずか7時間で砂の粒子と活発に結合し、保湿性の高い土壌を形成する。
同メディアによると、この方法では1平方メートルの砂漠をナノクレイを使って保湿性の高い土壌に変えるのに2〜5ドル(約298〜745円)がかかり、広大な砂漠を農業向きの土壌に変えていくことを考えると、かなり高額になるという。そこで同社では、肥沃な土壌をつくるプロセスをできるだけ安価にするための工夫を積極的に行っている。
現在、毎年1200万ヘクタールの肥沃な土地が砂漠化によって失われている。同メディアは、わずか7時間で砂漠の砂を植物が育つ土に変えることができれば、多くの人の生活を良い方向に変えることができると指摘している。
スプートニクが以前報じたように、砂漠化対策問題は国連でも真剣に検討されている。国連が発表した報告書によると、地球の陸地の40%は砂漠になっているという。
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