ジャン=ピエール報道官は、記者団に向けて「米国が行っている協議、行っていない協議について、人々は多くのことを主張する」と述べた。
同報道官によると、米政府は、米国には関係するがウクライナには影響しない問題を協議している。
また「我々の協議は、米露関係におけるリスク軽減にのみ焦点を当てている」と強調した。
これに先立ち、米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は政府当局者からの情報として、米国のジェイク・サリバン安全保障問題大統領補佐官が、過去数ヶ月にわたり、ロシアのユーリー・ウシャコフ大統領補佐官(外交問題担当)およびニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記と会談を行っていたと報じた。
消息筋によると、協議の目的は、核兵器の使用の脅威を含め、ウクライナ紛争の激化を防ぐこと、また露米間の開かれた交渉ルートを維持することだと伝えられている。その上で、協議は、ロシアによるウクライナでの特別軍事作戦の解決を目的にしたものではないと強調されている。
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