この新会社の名称は「Rapidus」で、自動運転や人工知能(AI)などの分野で必要な先端半導体の技術開発を行い、2027年をめどに量産化を目指す。
世界では現在、回路線幅が3ナノメートの先端半導体の量産化が進んでいるが、日本はその回路の幅をさらに狭くする、2ナノメートル以下の半導体の開発・生産を推し進めている。
「半導体の競争」に挑む日本
日本が米国との連携を強めるのは、半導体の開発や生産体制に懸念があるためとみられている。日本は1990年頃、世界の半導体市場の5割を占めていたが、現在は1割程度のシェアにとどまっている。
関連記事