研究チームが今回、チリのセロ・トロロ汎米天文台にある4メートル望遠鏡で地球と金星の間にある天の川銀河を観測したところ、3つの地球近傍小惑星を発見した。この3つの惑星の中の1つ「2022 AP7」は、理論上では将来地球の軌道と重なる可能性のある軌道を移動しているという。この小惑星の直径は約1.5キロメートルで、研究者の間ではこれほどの大きさの天体を「惑星キラー」と呼んでいる。研究者らによると、残りの2つの惑星「2021 LJ4」と「2021 PH27」は、地球に脅威を与える存在ではないという。
地球と金星の軌道の間に存在する小惑星は、これまでに25個しか見つかっていない。これは、この領域での観測となると太陽の光が強すぎて、観測装置を用いた検出が大きく制限されるためだという。
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