ゼレンスキー大統領はCNNテレビのインタビューに応じた中で、次のように発言した。
「我々はすでに全世界に我が軍の可能性を発揮したと確信している。訓練レベル、防衛システムの堅固さ(の点で)。思うに、我々は少なくともNATO加盟国と同じ水準にある。そして思うに、安全保障の同じ枠組み、安全保障に関する共通の同盟を組むことが正しい。仮にこの道が我慢できないほど多くの時間を必要とする場合、NATO加盟が達成できるまで安全上の保証が必要である。というのも、NATOのドアは開かれていると皆が言っているものの、そのドアはこじ開ける必要があるからだ」
また、ウクライナを支援するとNATOの加盟国が表明しているものの、ウクライナのNATO加盟は支援していないとして、その二枚舌を批判した。さらに、追加の軍事支援を獲得するためであればいつでも世界の首脳と電話会談を行う用意があるとし、世界のどこにどういった兵器がどれだけ保管されているかを把握していると発言した。それと同時にロシア政府との交渉に応じる姿勢を示した。
「私はドアを閉じていない。我々はロシアと対話する用意があるが、別のロシアと対話すると言ったのだ。それは本当の意味で平和を望むロシアだ」
先にゼレンスキー大統領はロシアとの停戦交渉を行う上での条件として、ウクライナ領の回復、国連憲章の尊重、あらゆる損失の補償、戦争犯罪人の処罰、同様の衝突が起こらないことの保証を提示していた。
なお、ウクライナのアレクセイ・レズニコフ国防相によると、英国では現在、ウクライナ軍の予備兵が訓練を受けており、春先には訓練を終えた部隊がウクライナ軍に合流するという。
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