日本時間12日午前3時4分時点で、ブレント原油先物の1月物の価格は1.96%増の1バレル=95.51ドル、WTI先物12月物は2.29%増の1バレル=88.45ドルとなった。
しかしながら、中国の新型コロナウイルスに対する厳しい「ゼロトレランス(非寛容)」政策に市場が懸念を示したことから、原油価格は週明けから3~4%程度下落する可能性がある。
中国政府は11日、新型コロナウイルスの感染対策について一部緩和すると発表した。入国者や濃厚接触者に義務づけていた施設での隔離期間を短縮するとしている。
サイト「マーケットウォッチ(Market Watch)」によると、SIAウェルス・マネジメントのチーフ市場ストラテジストであるコリン・シージンスキー氏は、「中国が『ゼロコロナ』政策から手を引き始め、旅行やその他の活動に関する多くの制限を緩和する可能性があるとの報道があった」とし、原油価格上昇の主な要因となっているとの見解を示している。
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