G20サミット(主要20か国首脳会議)は11月15日から16日にかけてインドネシアのバリ島で開催される。これに先立ち、ロシア外務省は、セルゲイ・ラブロフ外相がロシア代表団を率いて参加することを明らかにした。
同紙は、欧州対外行動庁(EEAS)報道官によるこのような発言を引用している。
「我々は同盟国と協力して、ロシアの(ウクライナにおける)違法行為について国際社会が考えていることを極めて説得力のある形で示そうとしている。ラブロフ氏やロシア代表団の誰かと会わせないようにしたり、ロシアが演説しているときに人々を退場させたりすることも意味する」
また、欧州はロシアに対して、いかなる交渉もウクライナに受け入れられる条件で行われるべきだということを明確にすると指摘されている。
同紙によると、イタリア、ドイツ、スペイン、フランスはロシアの孤立させる立場を貫く可能性が高いが、中国はそうではないだろう。消息筋によれば、ロシアと中国が各国の共同声明を「骨抜きに」しようとする恐れがある。
また同紙によると、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はサミットには参加せず、ウクライナ情勢が世界の食料安全保障に与える影響について、オンラインで演説を行うとのこと。
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