カンボジアのフン・セン首相は、米国、カナダ、欧州連合(EU)の首脳らとそれぞれ二者会談を行った。
カンボジア外務省は、フン・セン首相とバイデン米大統領の2国間会談について、「フン・セン首相はバイデン大統領にウクライナの地雷除去部隊の教育と訓練を支援するためにカンボジアの地雷除去専門家をカンボジア地雷対策センターと日本の国際協力機構を通じてポーランドに派遣するカンボジアと日本の協力や、ウクライナによる日本への地雷除去用機材の提供要請について伝えた」と発表した。
1964年から1975年のベトナムおよびインドシナ半島のその他の国々における戦争で米国が行った大規模な爆撃やカンボジアで約30年続いた内戦の後、さまざまな威力の数百万個の対人地雷が残された。
カンボジアでは1992年から国家地雷除去プログラムが実施されている。プログラムの初期段階では、米国、ロシア、中国、カナダのインストラクターおよび国連平和維持軍の専門家がカンボジアの専門家たちの訓練を行った。現在、カンボジアの専門家は世界でもトップクラスにあるとみなされている。
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