マツダ・ソラーズ、2023年第二四半期に新モデルのラインナップを生産

日本の自動車大手マツダから出資持分を譲渡された生産合弁会社「マツダ・ソラーズ」が、2023年第二四半期に新たなモデルの生産を開始する。ロシア沿海地方政府が明らかにした。
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ロシアからの撤退を決めたマツダは、極東ウラジオストクに拠点を置く生産合弁会社「マツダ・ソラーズ」に、出資持分すべてを1ユーロで譲渡する契約を結んだ。マツダは、譲渡関連損益として、約120億円を特別損失に計上する。
ソラーズの広報によれば、新モデルの生産開始は、2023年を予定しているという。
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「マツダ・ソラーズ」は、従業員に対し、賃金の満額支給を続けている。また発表によれば、企業は依然、投資家らの関心を集めており、2023年第二四半期にも新たな生産ラインで工場を再開する準備を進めている。
沿海地方政府は、現在の最優先課題は生産能力と従業員を維持することだとしている。また地方政府の関係省庁が「マツダ・ソラーズ」と常に連携しているという。
沿海地方議会のニコライ・ステツコ副議長は、企業は主要な輸送拠点から近い場所にあり、製品に対する需要も高いとして、経済プロジェクトが今後、成功を納めるための客観的な前提条件はあると指摘した。
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