追加金融支援は欧州平和基金から拠出される。同基金はウクライナに対する武器供給にすでに今までに31億ドルを拠出している。
この資金は、「EUMAMミッションの一環として、ウクライナ軍の能力拡大を支援する」ために使用される。「EUMAMと新たな金融メカニズムは、ウクライナの作戦上の必要性に基づいて設計されており、EU加盟国による弾薬、軍事機器、輸送、保管、装備の維持および修理の提供に資金を提供する」EU理事会はこう説明している。
この追加資金は、訓練ミッションそのものと同様に、今後2年間を想定したもの。
同日、11月15日、ロシアのラブロフ露外相はバリで開催のG20サミットを総括した記者会見で「EUとNATOはかなり前から(ウクライナにおける)ハイブリッド紛争のハイブリッド加担者であり」、和平調停への移行の必要性を表明しておきながら、ウクライナを武器供給で支援し続けている以上、これは政治的な多重人格だと指摘した。
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