ポーランド東部での 「ミサイル」着弾報道、事態のエスカレートが目的=露国防省

ロシアの「ミサイル」でポーランド東部の居住区が攻撃されたという西側メディアの報道は事態をさらにエスカレートさせることが目的であり、ウクライナとポーランドの国境付近にロシア軍のミサイルは発射されていない。ロシア国防省が表明した。
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先にポーランド・メディアは、2発の「ミサイル」がポーランド東部ルブリン県に着弾したと報じていた。これにより民間人、2人の死亡が明らかになっている。ルブリン県はウクライナ、ベラルーシと国境を接している。ポーランド政府は爆発物が「ミサイル」だったとは正式に表明していないほか、それを発射した主体についても断定していない。
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ポーランド・メディアが報じる「ミサイル」の破片について、ロシア国防省はロシア軍が使用しているものとは全く関係ないとしている。
軍事専門家のアレクセイ・レオンコフ氏がリアノーボスチ通信の取材で発言したところによると、今回の事態はウクライナ側が発射した旧ソ連製の地対空ミサイルS-300ミサイルによる爆発の可能性が高いという。ウクライナ軍の発射した弾道ミサイルが居住区に着弾する事態はこれまでにも多数確認されている。
米国防総省はこの事態を受け、事実確認を進めている。事実確認が完了するまでNATO第5条(集団自衛)について言及する時ではないと公式に表明している。
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