マレーシア総選挙、どの政党連合も過半数獲得できず

マレーシア選挙管理委員会は20日、19日に投開票が行われた下院選で、いずれの政党連合も単独過半数で議席を獲得することができなかったと発表した。各政党は20日、連立政権樹立に向けた交渉に入る。日本メディアを含め複数のメディアが報じた。
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マレーシア選挙管理委員会は「選挙結果によると、どの政党連合も過半数の議席を獲得していない」と明らかにした。
日本経済新聞の報道によると、アンワル・イブラヒム元副首相率いる野党連合「希望連盟(PH)」が82議席と最多議席を獲得。ムヒディン・ヤシン前首相率いる「国民連盟(PN)」は73議席を獲得した。イスマイル・サブリ・ヤコブ首相が所属する与党連合「国民戦線(BN)」は30議席を獲得している。
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ロイター通信によると、アンワル氏とムヒディン氏は、政権樹立に向けた支持を得ていると主張したが、どの政党と連携するのかについては言及しなかった
一方、97歳で立候補していたマハティール・ビン・モハマド元首相は落選。マハティール氏は政界を引退するものとみられている。マハティール氏は通算24年間首相を務めたが、2020年に辞任。新たに政党連合を立ち上げて選挙に臨んでいた。
10月、イスマイル・サブリ・ヤコブ首相は、同国の政党「統一マレー国民組織(UMNO)」から数ヶ月にわたって圧力を受け、議会を解散した。これにより政情不安を回避し、安定した政府を作ることに期待を示した。
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