宇宙港「コーンウォール」、ロケットの打ち上げライセンス取得

英民間航空局(CAA)は、同国の軍用飛行場の1つにあるスペースポート(宇宙港)「コーンウォール」が、英国で初となるロケットの打ち上げの権利に関するライセンスを取得したと発表した。
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CAAによると、宇宙港「コーンウォール」が水平方向の打ち上げを含む、英国における宇宙港の運用に必要な安全性、位置、その他の側面に関する要件を完全に順守していることが確認されたのを受け、英国の規制当局は同宇宙港にライセンスを付与した。またCAAは「英国で発展する宇宙産業は、イノベーションを促進する。その費用は165億ポンド (約2兆7400億円)と推定されており、4万7000人の雇用も提供する」と発表した。
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英国は2015年、欧州の宇宙ハブおよび宇宙技術の中心地になることを目指していると発表した。そして今年11月、英国初の打ち上げが予定されている。
これは所謂「水平型の打ち上げ」となる。その翼の下にロケット「ランチャーワン」が取り付けられたヴァージン・オービット社の「コズミックガール」と呼ばれる改造型ボーイング747 機は、すでに完全に離陸の準備が整っている。ロケットは、飛行するボーイング747機「コズミックガール」の翼の下から発射され、複数の英国の小型人工衛星を軌道に投入する。CAAによると、英当局はこの打ち上げについて、英国を欧州における小型人工衛星の主要な打ち上げ拠点とすることに向けた第一歩になると確信しているという。
スプートニク通信は先に、英国の富豪、リチャード・ブランソン氏の宇宙開発企業ヴァージン・オービットが、ロケット「ランチャーワン」の初の発射を行ったと報じた。
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