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大型ハドロン衝突型加速器、繰り上げ停止 電力不足リスク加味

欧州原子核研究機構 (CERN) は28日、エネルギー節約のため当初の予定より 2 週間早く大型ハドロン衝突型加速器 (LHC) をシャットダウンした。
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毎年冬になると加速器は電力網の負荷を軽減するために稼働停止する。CERNの電力消費量は年間平均 1.3 TWh(テラワットアワー)。これは、人口 23 万人の都市に相当し、消費量の半分は加速器によるものだ。
これより前、CERNは2023年の加速器の稼働は20%減になると発表していた。
大型ハドロン衝突型加速器は高エネルギー物理実験を目的としてCERNが建設した世界最大の衝突型円形加速器。建設には数カ国が参加。スイス・ジュネーブ郊外とフランスとの国境をまたいで設置されている。
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