ウクライナでの露特別軍事作戦

露外務省 ウクライナ軍を支援する西側の衛星はロシアの正当な標的になる可能性がある

紛争最中にあるウクライナ軍の作戦を支援する目的で西側が使用している準民間衛星は、ロシアにとって正当な標的になる可能性がある。ロシア外務省不拡散・軍備管理局のウラジーミル・イェルマコフ局長が、スプートニクにこのように語った。
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イェルマコフ局長は、低軌道上にある民間衛星は、ロシア軍の位置、移動経路、行動を明らかにする他、無人航空機を制御し、標的に対して宇宙から爆弾を誘導するといった、純粋に特定の戦闘任務に使用されていると明言した。
同氏は、このような状況は「少なくとも、平和目的のためにのみ使用されることを前提とする宇宙条約の文脈で問題が生じる」と指摘した。
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イェルマコフ氏は、民間の宇宙機が地球上のあらゆる地域をカバーしていることを考慮した上で、「米国防総省は、世界のあらゆる場所の軍隊を統制する見込みのあるシステムのコンセプトを世界のどこかでテストしているが、世界の大多数の国家は有効な対抗手段を持っていない」と述べた。
これよりも前、ロシア外務省不拡散・軍備管理局のコンスタンチン・ボロンツォフ副局長は、国連総会第一委員会の会合で、欧米諸国に対し、宇宙を国家間の紛争の場とみなすことはやめるよう呼びかけた。その際にボロンツォフ氏は、宇宙空間での軍拡競争はまだ避けることはできるとの考えを示した。
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