「帝国データバンク」によると、円安や原材料価格の高騰を受けて11月に値上げする食品や飲料は175品目となった。具体的には乳幼児向けの粉ミルクや砂糖、ゼリー飲料など。月別でみた値上げの品目数は2022年に入ってから最も少なくなっている。
一方、2023年に値上げを予定している食品や飲料は再値上げなどを含めてすでに4425品目に上っている。とくに2023年2月は3269品目の値上げが予定されている。冷凍食品や水産缶詰などの「加工食品」が2128品目、しょうゆやドレッシングなどの「調味料」が1065品目、輸入ワインやウイスキーなどの「酒類・飲料」が949品目などとなっている。
値上げ率は平均で17%となっており、今年1年間平均の14%を上回り、円安によるコスト増加などを背景に大幅な価格の引き上げを決める企業が相次ぐ模様。
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