メルケル氏は独紙ディー・ツァイトの取材に応じた中で、2014年のミンスク合意はウクライナに時間稼ぎを与える試みだったと発言していた。この発言についてザハロワ報道官はSNSの投稿で次のように反応した。
「つまりベルリンは、すなわち西側はミンスク合意を遵守するつもりはなく、国連安保理の決議に従うふりをしていただけで、実際はウクライナに兵器を供与していた。ロシアに決定打を加えることを大義とし、キエフ(キーウ)の体制がドンバス、そしてウクライナで犯したすべての犯罪を無視してきたのだ」
先にウクライナのピョートル・ポロシェンコ元大統領は米国のマイケル・マクフォール元駐露大使を装ったロシアのプランカー(政治ネタのコメディアン)と対談した中で、ミンスク合意はNATO(北大西洋条約機構)による支援のもと、ウクライナを強化する上で必要なものだったと認めていた。
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