米グーグル 北朝鮮のハッカーがソウルの雑踏事故を利用してマルウェアを拡散

米グーグルの脅威分析グループは、北朝鮮のハッカーが、韓国の首都ソウルの梨泰院で起きた雑踏事故を利用して、韓国のネットユーザーにマルウェアを拡散したと発表した。ロイター通信が8日に報じた。
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グーグルの報告書によると、APT37という北朝鮮のハッカー集団が、150人を超える死者を出した雑踏事故に関して、韓国政府が発表した報告書に似せた文書の形でマルウェアを配布したという。同社は、北朝鮮の脱北者、政治家、ジャーナリスト、人権活動家がハッカーの主なターゲットだったとみている。
また、その報告書によると、ブラウザ「インターネット・エクスプローラー」の脆弱性を悪用したこのマルウェアが何を意図していたかは特定できていないとしている。マイクロソフトはユーザーからクレームを受け、すぐにブラウザのアップデートをリリースした。
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韓国当局は8日、国籍や身分を隠した北朝鮮のIT技術者の雇用することがないように身元確認などのチェックを強化するよう呼びかけた。
ロシアのサイバーセキュリティの専門家は以前、スプートニクのインタビューで、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス(Lazarus)」は40ある世界クラスのハッカー集団のうちの1つだと語っている。
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