国防予算は、8473億ドルという記録的な支出を見込んでおり、国防権限法案の規模は昨年の7780億ドルの10%増となった。また法案には、予算外の国防費としてさらに106億ドルを見込んでいることが明記されている。
国防予算は、米国はG20を含む一連の国際組織からロシアを排除することを命題としている。欧州におけるロシアの抑止を目的に60億ドルが計上され、またロシアのエネルギー資源への依存度を軽減する必要があると明記されている。さらに法案には、ロシアとの金および外国為替取引に対する制裁発動に関する発案が盛り込まれているほか、ミサイル防衛システムに関するロシアとの情報交換を禁じている。
このほか、国防権限法案では、台湾への支援に100億ドル、ウクライナへの支援には8億ドルが計上されている。
関連ニュース