ライオンス委員長は「これは認識したくはないことかもしれないが、ロシア人を入れないと私たちは後退することになる。彼らが復帰することは実際はオリンピックの推進には重要なのだ」と語り、米国は今までどおりウクライナ人選手を支持するものの、ロシア人を大会に戻すことは必要だと強調した。ライオンス委員長はロシア人選手らには国旗を掲げて出場することは許されないと補足した。
ロシア人選手の出場が認められたとしても、国によっては自国での大会にロシア人の参加を許可しないという態度に出られるケースもありうるとライオンス委員長は危惧感を表した。
「これはオリンピック憲章に対する由々しき違反だ。我々は個々の国が政治的動機に則って、自国の選手が誰とは協力をするが、誰とは協力をしてはならないと決めるようなことがあってはならないと考える」ライオンス委員長はこう強調した。
国際オリンピック委員会(IOC)は2022年2月末、国際スポーツ連盟に対して、ウクライナ情勢を鑑み、ロシア、ベラルーシの選手らを大会に参加させぬよう進言を行っている。
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