グリーンランドの永久凍土の堆積物から、およそ200万年前のものとされる生態系DNAが検出された。
復元により、温暖気候に適応していた数多くの生物が確認された。北トナカイ、レミング、ガチョウ、ウサギ、マストドンの系統動物が発見され、さらにアリ、ノミ、サンゴ、カブトガニも白樺やポプラと同様に堆積物の中に痕跡を残していた。研究チームは、マストドンのDNAが興味深いと指摘。マストドンはこれまで、北部にはあまり生息していないと考えられていたからだ。
DNA分析の結果、当時の生態系はこれまで学術界で考えられていたよりも豊かだったことがわかった。また今回の研究で復元された生態系は、現代では類似のものがないという。
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