ブルームバーグによると、先週、オックスフォード大学エネルギー研究所が主催した業界関係者の会合でアンケートが実施された。EUがロシアを再び主要なガス供給国とするかという質問がなされたと指摘している。40%が同意し、40%が異議を唱え、残りは答えに窮したという。
同紙のコラムニストは、次のように指摘した。
「たとえプーチン大統領が政権に留まったとしても、私はこの質問に同意する人たちと同じ意見だ。ウクライナでの戦争後、欧州の指導者らが、以前のようなビジネスには戻らないといくら約束しても、地理的位置と市場という逃れられない現実は、最も決断力のある政治家でさえ打ち負かすことが可能だ」
同氏はまた、この問題はEUのエネルギー市場だけでなく、「カタールからモザンビーク、米国まで」すべての国にとって未来のガス部門への投資にとって重要だと指摘する。
同氏の意見では、欧州は再生可能エネルギーの開発を計画しているため、ウクライナ情勢以前のようなロシアとの長期ガス契約に戻ることはない可能性がある。しかし、EUが化学、重工業、食品産業などいくつかの分野で競争力を維持したいのであれば、ロシア産のガスが必要だ。
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