政治とカネ 東京地検特捜部、自民・薗浦議員を任意聴取 4000万円の過小報告問題

自民党所属の薗浦健太郎衆議院議員の政治団体が政治資金パーティーの収入を政治資金報告書に計約4000万円少なく記載したとされる問題で、東京地検特捜部は薗浦議員への任意聴取を行った。14日、日本の各メディアが伝えている。
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NHKなどによると、この問題でこれまでに薗浦議員の秘書は特捜部への事情聴取で、「報告書に収入を記載しないことは事前に薗浦議員にも報告した」と主張しているという。一方で、薗浦議員本人は「いわゆる過少申告という認識は私にはなかったし、指示をしたこともない」と関与を否定しているという。
今回の任意聴取では薗浦議員に会計処理の経緯について説明を求めたとみられている。
【解説】辞任ドミノの岸田内閣 尽きない永田町の「政治とカネ」問題 ロッキードからモリカケサクラ
後を絶たない「政治とカネ」の問題は、閣僚の辞任ドミノも相まって岸田政権に打撃を与えている。
11月には寺田稔・前総務相の不透明な政治資金報告をめぐる問題が表面化し、事実上更迭される形で辞任。後任の松本剛明・新総務相も就任直後、収容人数を超過する「パーティー券」を販売していたと報じられた。また、秋葉賢也・復興相についても政治資金や旧統一教会に関連した問題が指摘されている。
議員本人の刑事事件にまで発展しないとしても、国民の政治への信頼の低下は必至だ。統一教会や防衛費の財源をめぐる問題でただでさえ非難轟々のなか、岸田文雄首相への風当たりはさらに強くなりそうだ。
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