FIFAワールドカップ・カタール2022

カタール、W杯会場でケニア出身警備員が転落死

FIFAワールドカップ(W杯)2022の会場となっている中東・カタールのスタジアムで、ケニア出身の移民労働者の男性が転落事故で死亡した。米テレビ局CNNなどが大会主催者の話として伝えている。
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CNNによると、死亡したのはケニア出身の警備員、ジョン・ニウエ・キブエさん。転落事故は10日、W杯で開幕戦、決勝戦の会場となっているスタジアム「ルサイル・アイコニック」で起きた。事故の詳細は明かされてないものの、キブエさんは職務遂行中にスタジアムの8階部分から転落。ドーハ市内の病院に搬送されたものの、頭などを強く打ち13日に息を引き取ったという。
大会主催者側は「懸命な治療にも関わらず亡くなり残念。家族や同僚、友人に心よりお悔み申し上げる」としている。
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一方、キブエさんの姉は、事故の状況ついて家族が雇い主の警備会社から説明を受けていないと主張している。

「私たち家族は何が起こったのか知りたい。雇い主はジョンがどこから落ちたのか写真を見せてもくれなかったし、情報は何もくれなかった」

在カタールケニア大使館は「必要な援助は行い、関係当局の公式の情報を待つ」などとしている。
これまでにW杯をめぐっては、ブラジル・サンパウロ州でブラジルの負け試合直後に若者らの間で乱闘が発生。発砲事件にも発展し17歳の少女が死亡する惨劇となった。
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