これはドイツ連邦軍の最も大きな防衛プロジェクトの1つで、軍の近代化プロセスにおいて中心的な役割を担っているという。ステルス戦闘機F35は、ドイツが北大西洋条約機構(NATO )の枠組み内で核シェアリング(核共有)に関する主要な義務を果たすのに役立つとされる。戦争が勃発した場合、米国の同盟国は欧州にある米国の核爆弾を敵に投下しなければならない。これまでは、ドイツ連邦軍で運用されているトーネード戦闘機がこの役割を担っていたが、トーネードは老朽化が進み、まもなく退役する。
またドイツ連邦議会は、G36自動小銃の後継となるNK416自動小銃11万8000丁の購入にも「青信号」を出した。これに先立って設置された1000億ユーロ(約14兆5159億円)の特別基金から、すべてのプロジェクトに資金が提供される。
スプートニク通信は先に、シングルエンジンの設計や腐食など、F-35が抱える問題点のトップ10について報じた。
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