仏検察、マクロン氏政党事務所を家宅捜索 大統領選の不正資金、米コンサル会社との癒着疑い

フランス・パリの検察当局は、エマニュエル・マクロン大統領の政党「ルネッサンス」の事務所を家宅捜索した。大統領選挙戦での不正支出や米コンサルティング会社との癒着が疑われているという。14日、現地テレビ局BFMTVなどが伝えている。
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BVFTVなどによると、家宅捜索は13日に行われた。政党側は「捜査に有用などんな情報でも提示する」としている。また、捜索はマクロン氏との癒着が疑われている米コンサル会社「マッキンゼー」のパリ支店でも行われた。
これに先立つ11月、検察当局はマクロン氏に対する捜査を始めたと明かした。検察はマッキンゼー社がマクロン氏側に不法な資金提供を行ったと疑っている。検察はマクロン氏とマッキンゼー社の関係を調べる方針。
そんななかマクロン氏本人は14日、ワールドカップのフランス代表の試合を見にカタールを訪れており、捜索については報道で知ったという。マクロン氏は2017年の選挙戦に際して、「何度も確かめている」と自身の不正への関与を否定している。
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