1.7兆ドルの米国予算案、アゾフ大隊への資金割り当てを禁止

米国の2023年会計年度の予算案が議会に提出された。予算総額は1.7兆ドル(約224兆7000億円)。同予算案は、ウクライナのアゾフ大隊(ロシアではテロ組織と認定され、活動が禁止されている)への資金割り当ての禁止を規定している。
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予算案では、ウクライナ支援および北大西洋条約機構( NATO)の同盟国支援に449億ドル(約5兆9400億円)が割り当てられている。その主な内訳は以下:
ウクライナ軍の訓練、装備品、兵器、輸送や諜報活動支援に90億ドル(約1兆1903億円)
ウクライナ当局への経済支援および財政支援に130億ドル(1兆7191億円)
ウクライナ難民の移住、援助、英語教育に24億ドル(約3174億円)
ウクライナに提供している米国製設備の補充に120億ドル(約1兆5856億円)
ウクライナで起こる可能性のある核や放射線に関連した事件への対応準備に 1億2600 万ドル(約166億4905万円)
諜報活動を支援するための米欧州軍司令部のオペレーションに70億ドル(約9229億円)
ウクライナへの支援分配の監視に1350万ドル(約17億8241万円)
合意した予算案は、大統領が最大145 億ドル(約1兆9144億円)相当の軍事装備をウクライナに供与することも許可している。
米上院は16日、2023年会計年度の国防予算を承認した。予算総額は約8580億ドル(約113兆3000億円)。昨年の7780億ドルを上回り、過去最高となった。
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