日本 海上自衛隊員が「特定秘密」の漏洩で懲戒免職

日本の海上自衛隊員が安全保障上の「特定秘密」を漏洩したとして懲戒免職の処分を受けた。
この記事をSputnikで読む
防衛省は12月26日付けで 「特定秘密」を漏洩した海上自衛隊の井上高志・1等海佐(54)を懲戒免職処分に処したことを明らかにした。防衛省は情報提供を受け、警務隊(自衛隊の捜査機関)に捜査させたところ、井上1等海佐がおととし、日本周辺の情勢に関して収集した情報などの「特定秘密」を漏らしていたことが判明した。「特定秘密」とは安全保障に関わる機密情報。日本政府が特定秘密保護法に基づいて指定している。今までに漏えいの事実が明らかになったことはなかった。
井上1等海佐はこの情報収集を元上司の海上自衛隊OBの要求に応じて行っており、OB自身は情法提供を求めた理由について講演会での利用するためと説明している。OBからのさらなる情報漏洩は確認されていない。
警務隊は「特定秘密保護法」違反の疑いなどで、井上1等海佐を横浜地検に書類送検した。
コメント