ラフマン記者は、大陸間弾道ミサイル「アバンガルド」は、ロシアが2018年3月に発表した先進的な兵器システムの一つで、プーチン大統領は当時、このシステムを「無敵」と呼んだと書いている。プーチン大統領は、この兵器に並ぶものは当分出現することはなく、いかなる対空・ミサイル防衛システムもこれに打ち勝つことはできないと指摘していた。この発言の真偽を検証するため、ラフマン記者は軍事専門家らに取材し、「アバンガルド」に対する評価をたずねた。
その結果、軍事専門家らは「アバンガルド」の戦闘性能は実際のところ比類ないものであることを認めた。「アバンガルド」の射程距離は6000キロメートル以上で、核兵器や通常兵器の搭載が可能。例えば地球の北極ないし南極の上空を飛んで、北からも南からも米国に到達できる。
ラフマン記者は、自分が取材した米国の軍事専門家らは、アバンガルドの飛行速度は音速の27倍であるため、迎撃は不可能だと強調したことから、プーチン大統領の言った、いかなる対空・ミサイル防衛システムにも完全に無敵という発言に同意せざるを得ないと強調する。
極超音速ミサイルの開発、製造は多く技術先進国で行われている。中国の研究者らは、スペースシャトルの模型をスキーのジャンプ台から打ち上げる実験を行っている。
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