共同通信によると、損保各社が提供するのは「船舶戦争保険」で、海外の再保険会社が戦争リスクの高まりを理由に2023年1月1日からの引き受けを拒否。日本国内の損保会社は取引先に対し、ロシア・ウクライナ・ベラルーシ近海の船舶戦争保険のリスクを引き受けることができなくなったと通知した。損保各社は再保険会社に保険提供を求めて交渉を続けていた。近く正式契約するという。この間、資源エネルギー庁と金融庁は損保協会にレターを出し、サハリン2のLNG事業を継続するために、ロシア海域の船舶戦争保険について追加的なリスクを引き受けることなどを要請。また損保会社には、再保険会社に対してLNG船舶に関してリスク引き受けを求めるよう、要請していた。またブルームバーグは28日、日本はロシアの「サハリン2」プロジェクトから5月以降初めてロシア産原油を輸入する予定だと報じた。船舶追跡データによると、原油を積んだタンカー「Zaliv Baikal 」は今月27日に「サハリン 2」の港湾施設を出港し、日本の菊間港の荷揚げターミナルに向かっている。