クイーンのギタリスト ブライアン・メイさんにナイトの爵位

英国のロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイさんにナイトの爵位が授与されたことが分かった。英国では30日、チャールズ3世即位後初となる新年の叙勲受賞者リストが発表された。
この記事をSputnikで読む
70年以上にわたり英国を統治したエリザベス2世が9月8日、スコットランドの地で96歳で亡くなった。その後、女王の息子のチャールズ皇太子(当時)が即位し、英国王となった。新国王は即位直後に自らをチャールズ3世と名乗ることを決め、夫人のカミラ氏は王妃(クイーン・コンソート)になった。
英国政府のウェブサイトで公開された叙勲受賞者リストには、1000人を超える人物の名前が記されている。その中でも、メリンダ・シモンズ駐キーウ英国大使とデボラ・ブロンネート在モスクワ英国大使には「聖マイケル・聖ジョージ勲章」のデーム・コマンダーが、COP26(2021年の国連気候変動会議)の議長を務めた英国のアロック・シャーマ氏には同勲章のナイト・コマンダーが授与された。英国の俳優スティーヴン・グラハムさん、女優のヴァージニア・マッケンナさん、2022年の欧州選手権で優勝したサッカー女子イングランド代表の選手とサリナ・ウィグマン監督、芸術家のグレイソン・ペリーさんなどにも爵位が授与された。
2022年の主要な出来事
【解説】日本で開催のロシア文化フェスティバル 2023年はどうなる? 2022年のイベントと来年の展望
ブライアン・メイさんは、1947年7月19日にロンドンで生まれた英国のロックミュージシャン。7歳でギターを弾き始めた。メイさんは父親と一緒に、18世紀の暖炉で使われていた樫の板と、古いバイクの部品、真珠からできたボタンを使って、有名なエレクトリック・ギター「レッド・スペシャル」を製作している。メイさんは、ロック史上最も成功したバンドの1つ「クイーン」のメンバーとして、多くのヒット曲を生み出した。同バンドのメンバーで、ボーカルやピアノを担当したフレディ・マーキュリーさんの死後はソロ活動を行い、アルバム7枚を制作した。メイさんはミュージシャンである以外に博士号を持つ天体物理学者でもある。2010年には動物愛護団体「セーブ・ミー・トラスト」をアン・ブルマー氏と共同設立した。また、2005年には大英帝国勲章3等「コマンダー」の爵位が授与されている。
関連ニュース
ソ連の伝説的ロック・グループ、リメイクアルバムを12月に発表
伊スカラ座、ウクライナ側の抗議ものともせずロシアのオペラで新シーズンを幕開け
コメント