インド・パキスタン、原子力施設のリスト交換

インドとパキスタンは1日、外交ルートを通じて互いの原子力関連施設や勾留中の囚人に関するリストを交換した。インド外務省が発表した。
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同省によると、交換されたのは印パ原子力施設不可侵協定に基づく両国の原子力関連施設のリスト。この協定は1988年に結ばれ、1991年に発効。毎年元日に交換するのが恒例となっており、今回で32回目。
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インドとパキスタンは歴史的に犬猿の仲と知られ、軍拡競争でともに核保有国となっており、過去には国境紛争もあった。近年では大規模な衝突は起きていないが、常に一定の緊張関係にある。一方で外交ルートや軍事当局者のホットラインなど偶発的な衝突が起きないような仕組みも整備されている。
この日、両政府は自国で勾留中の相手国の囚人や拿捕された漁業者らのリストも交換。インド側で勾留されているのは339人の囚人と95人の漁業者、パキスタン側では51人の囚人、654人の漁業者となっている。
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