仏保守政党「愛国者」の指導者、「ゼレンスキー大統領より欧州の人々救うべき」

フランスの保守政党「愛国者」のフロリアン・フィリッポ党首は、ツイッターに投稿し、「ウォロディミル・ゼレンスキー大統領に援助を行う代わりに、フランスはその資金を病院の近代化に充てるべきだ」との考えを明らかにした。
この記事をSputnikで読む
フィリッポ氏は「ゼレンスキー大統領のために拠出してきた毎月3億ユーロもの資金を、医療のために使えば、どれだけの生命を救えただろうか」と問いかけ、他でもないこの資金があれば、医療機関における人手不足と治療不足を解消することができたと主張した。
ウクライナでの露特別軍事作戦
「マクロンに渡してくれ」 仏製兵器によりウクライナで負傷のロゴジン氏 弾頭の破片を仏大使に送付
フィリッポ氏がウクライナへの資金援助と武器の供給に対し、西欧諸国を批判するのはこれが初めてではない。こうした西側諸国によるウクライナへの援助について、フィリッポ氏は、ウクライナ紛争を長期化させるだけだと強調した。
またフィリッポ氏は、EU(欧州連合)による対ロシア制裁の解除を呼びかけるとともに、エネルギー分野におけるEUの決定は常軌を逸したものであり、制限措置は愚かなものだと指摘した。
関連ニュース
ロシア産エネルギーのない欧州、「厳しい冬」になる=IMF専務理事
軍事専門家 ウクライナ紛争が突然終結したとしても、欧州は弾薬の補充に少なくとも15年を要する
コメント