ロシア産エネルギーのない欧州、「厳しい冬」になる=IMF専務理事

© AFP 2023 / Lionel Bonaventure フランス・パリ
フランス・パリ - Sputnik 日本, 1920, 02.01.2023
サイン
国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事は、米CBSテレビのインタビューに対し、エネルギー供給の面でロシアからの独立を目指す欧州諸国は、今年「厳しい冬」に直面するだろうと表明した。
ゲオルギエバ氏は、ウクライナ情勢が「EUに大きな打撃を与えた」とも指摘。2023年はEU加盟国の半分が不況に陥るだろうと予測した。

「エネルギー危機に対する欧州の反応を見てみると、欧州は断固としてロシアからの独立に向けて動いていることがわかる。確かに、厳しい冬がやってくるだろうし、次の冬はもっと厳しいものになる可能性がある」

ガスマノメーター - Sputnik 日本, 1920, 25.12.2022
カタール、欧州とのエネルギー協力は拒否か 欧州議会のカタール汚職疑惑 ロシア産ガスの代替を探す欧州
一方で、ゲオルギエバ氏は(エネルギー供給に関して)欧州がロシアから独立する時は必ず来るとの見解を示した。
欧州連合(EU)加盟国は12月19日、エネルギー相会合を開き、所謂「市場修正メカニズム」におけるガス価格の上限について合意した。1メガワット時(MWh)当たり180ユーロを上限とする。ガス価格の上限は、2月15日から適用される。なお、「初めのうち」は、店頭取引にガス価格の上限は適用されないという。
関連ニュース
ロシア、EUの主要ガス供給国に返り咲く可能性
欧州は「ロシア産ガスへの依存」を米国産LNGへの依存に替えた=ペスコフ露大統領報道官
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала