トランプ氏は5日、動画でメッセージを公開した中で、麻薬組織は米国との戦争を行っており、今、米国は麻薬組織と戦争を起こす時が来たとし、「麻薬組織とバイデン政権内にいるその仲間によって数百万人が犠牲となっている。もし私が再び大統領になれば、麻薬取引や人身取引に関わる者たちはもはや安眠できなくなるだろう」と述べた。
トランプ氏の声明は、バイデン大統領が1月8日に、移民が急増するメキシコとの国境の街エルパソ(テキサス州)を訪問すると発表したことを受けて、インターネット上に投稿された。
トランプ氏は公約にいくつもの厳しい措置を盛り込んでいるが、なかでもトランプ政権時代に導入されたメキシコとの国境における不法移民対策措置をさせ、海軍を含め必要な兵力を展開するとしているほか、大規模な麻薬カルテルを外国のテロ組織に認定すると述べた。
このほか、トランプ氏は、カルテルからの脅威を排除するため、近隣諸国の首脳と協力することを提案し、また賄賂や汚職、またこうした犯罪ネットワークを保護する人物を摘発するとした。また、麻薬売買や密売に関与した者に死刑を宣告する可能性を議会で可決するとの決意を明らかにした。
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