ウクライナ紛争はドローン製造にどう影響したか 欧州軍事スタートアップ事情

ウクライナ危機の開始で欧州のスタートアップは資金不足に苦しんだが、軍事技術に近い分野では状況は真逆で、より多い資金と関心を集めた。
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ブルームバーグによれば、2022年の欧州ではロシアのウクライナでの軍事作戦開始を受け、国防産業と連携するテクノロジー企業が集めた投資が、個人投資家からのものも含め、過去最高額に達した。
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ブルームバーグによれば、欧州での航空宇宙・国防分野への投資は2022年、約7億8000万ユーロ(約1099億円)と過去最高を記録。中でも特に投資家の注目の的は国防、その他の産業の利益につながるデュアルユース技術だった。
欧州では金利上昇後、スタートアップの多くで投資額が減少したものの、航空宇宙、国防技術分野の企業は景気後退にもかかわらず、投資魅力を失うことはなかった。
国防プログラムの強化と並んで、NATOは4月、「NATOの戦略目的に合致した」技術分野のスタートアップに10億ユーロ(1408億円)の投資プログラムを開始した。EU国防基金も61の防衛学術調査プロジェクトに12億ユーロ(1690億円)を拠出している。
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