研究チームが実施した実験には平均年齢41歳の291人が参加した。実験参加者はAとBの2つのグループに分けられた。Aグループのメンバーには土、種、苗木が与えられ、ガーデニングの入門コースを受けた。Bグループはコントロールグループとなった。すべての参加者は、身体活動を記録するデバイスを常時装着し、食事や精神的健康に関するアンケートに定期的に記入した。
最初の結果は6カ月後に出た。研究チームは、ガーデニングをしている人たちはコントロールグループの実験参加者よりも食物繊維の摂取量が7%多くなったことを発見した。またガーデニングをしている人たちの1週間の身体活動は42分まで増加し、ストレスや不安のレベルも著しく低下した。研究チームは、身体活動の不足、不健康な食事、高レベルのストレスはがんの発症リスクを高めると強調している。研究チームによると、すべての人が自分の食事、身体活動レベル、精神状態に意識的に気を配ることができるわけではないため、ガーデニングはがん予防の要因の1つになる可能性があるという。
スプートニク通信は先に、東京大学が人工DNAを用いてがん細胞を見つけ出し、殺すことに成功したと報じた。
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