ビアマン氏によると、「米国とアジアの同盟国が台湾をめぐる戦争など中国との対立の可能性に備えている中、日米両軍は指揮系統を急速に統合し、統合作戦の規模を拡大している。」
米国とアジアの同盟国は、有事の際、ウクライナのケースと同じ原則で行動すると指摘されている。ビアマン氏は、特にウクライナ軍の訓練について着目し、「2014年と2015年、今後起こりうる紛争に備えて真摯に取り組んだ」と話した。
ビアマン氏は「これを戦域の設定と呼んでいる。日本、フィリピン、その他の地域でも、戦域を設定している」と付け加えた。
今月11日、米ワシントンで日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)が開催される。中国が軍事、経済両面で台頭し、北朝鮮がミサイル発射を繰り返すなど厳しさを増す安保環境を踏まえ、同盟強化を通じて抑止力の向上を図るとされている。
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