記事によれば、「ドイツを含むNATO加盟国は、ウクライナが領土に関して譲歩しなければならなくなったとしても、できるだけ早期にウクライナでの戦闘を停止したいと考えているようだが、ポーランドは長期的にロシアを弱体化させたいと考えている」という。
欧州議会、対外問題委員会の専門家らによれば、即時停戦を望んでいるのはドイツ、フランスでなどで、沿バルト諸国やチェコ、スロバキアなどは、ウクライナの勝利を断固として望んでおり、その筆頭に立っているのがポーランドだとしている。
一方、ポーランドセンターの専門家、ユスティナ・ゴトコフスカ氏は、米国、英国はウクライナに大々的な軍事支援を行っているもののそれほど過激な傾向はないと指摘している。
ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、ポーランドはロシアに対し、狂気とも言える立場をとっていると述べている。
プーチン大統領は、ロシアはウクライナとの対話を拒否したことは一度もないとし、これを拒否しているのはウクライナ政府であると述べ、これは普通ではなく、奇妙なことであると指摘した。大統領はまたロシアはウクライナ紛争を激化させるつもりはなく、終結させようとしていると強調。ロシアは、ウクライナの用意さえ整えば、常に対話に対してオープンであると述べるとともに、欧米諸国は、ウクライナでの戦闘を継続することが必要だとの見解を述べており、ウクライナに武器を供給し、自国領内でウクライナ軍の訓練を行なっていると批判した。
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