シュミット氏はドイツ紙「ディ・ヴェルト」の取材に対し、「OSCEには、ロシアを除名するためのメカニズムがない。(中略)私は、今日の観点から、ロシアがOSCEの参加国であり続けることに意義があると思っている」と語っている。
同氏によると、同じテーブルにつくということは、「外交辞令を交わす」ということを意味するものではないという。
シュミット氏は、「いつかまた、交渉のチャンネルが必要になる。OSCEは、欧州の安全保障構造に関わるすべての人が同じテーブルにつく唯一の安全保障組織だ」と述べた。
これよりも前、ウクライナのドミトロ・クレーバ外相は、OSCEは「自滅する段階にある」と発言した。クレーバ氏の考えによると、ロシアがOSCEに加盟したままでは、この組織は「死んでいく」という。
関連記事