どんな現場で活躍する? 働く巨大メカ5選

巨大な機械、そしてそのメカが持つパワーには驚くべきものがある。 こういった機械は開発者が暇つぶしのために製作したのではなく、地上や地下で従来の機械ではできない作業を行い、人々の役に立つために作られたものなのだ。
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「バーサ」

地下トンネルの建設で用いられる最も大きな機械とは、トンネル掘削用の「シールドマシン」。日立造船が開発したシールドマシンの「Bertha(バーサ)」は米シアトル近郊で建設される世界一広いトンネルで活躍した。パリのエッフェル塔よりも重く、高さは5階建ての建物に匹敵するバーサは、強力なカッターを回転させて地中で最大12トン分の土を掘り進め、頑丈な巨岩を1分間で砕く。バーサが活躍するのは掘削だけではない。全長約100メートルあるバーサの後部には、水を汲み上げるポンプや、コンクリートブロックを積むための機械が設置されているのだ。バーサが使用されたのは約4年間(2013年~2017年)。地中と水中で活躍し、シアトルの海峡の間をつなぐユニークなトンネルの建設に貢献した。バーサは自身の目的を果たし、すでに「引退」している。今後バーサが使われることはもうないのだ。
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Bertha(バーサ)

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Bertha(バーサ)

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Bertha(バーサ)

小松製作所の「PC4000」

「PC4000」は、日本の大手建設機械「小松製作所」が開発した大型油圧ショベルカー。この油圧ショベルの部品は特別にドイツに運ばれ、組み立てられ、ロシア最大手金属採鉱企業「ノリリスク・ニッケル」の元にやってきた。このメカは2021年からロシア北部のザポリャルニ鉱山で順調に稼働している。重量がエアバス1.5機分の「PC4000」は、一振りで40トンもの岩を持ち上げることができる。他のショベルカーなら、ベラルーシの機械製造企業「べラーズ」製の130トン・ダンプトラックに8〜9振りで積載することになるが、小松の「PC4000」なら3振りで済む。このメカはザポリャルニ鉱山の生産性を3倍に高めた。
Komatsu PC 4000

「Bagger 293」

小松の「PC4000」が世界最強のショベルカーなら、ドイツ製の「Bagger 293」は最も大きいショベルカーだ。「Bagger 293」の大きさは、エジプトのギザの大ピラミッドに匹敵し、世界最大の陸上走行車としてギネスブックに登録されている。このメカで採掘した岩石を1日で運び出すのに必要な鉄道車両の数は、2400両。
Bagger 293

「べラーズ75710」

「べラーズ75710」は、ベラルーシの機械製造企業「べラーズ」が開発したダンプカーで、世界で最も大きいトラックランキングで首位を獲得した。
この巨大ダンプは、試験場で行われたテストで503.5トンの貨物を輸送した。重量はスイスやアメリカの競合他社のトラックよりも重い約360トンで、世界一重いダンプカーとしてギネスブックに登録された。「べラーズ75710」、16気筒ガスタービンエンジンの出力が4600馬力と、パワーでもライバルを凌駕している。ちなみに、米国製の最強ダンプカー「キャタピラー797F」の出力は4000馬力。
べラーズ75710

「マック・タイタン」

米国の貨物自動車製造メーカー「マック・トラックス」の「マック・タイタン」は、物資の輸送によく使用される超大型トラック。鉄道網が少ないオーストラリアでは、最大級の輸送トラックとして利用されている。このトラックが持つ「最長」記録は、2006年にオーストラリアのクイーンズランド州で、総重量1300トンのトレーラー113台を一度に輸送したことだ。この状態では150メートルしか走行できなかったが、歴史に名を残すには十分な偉業だった。
マック・タイタン
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