露人権代表、ウクライナ側に拷問やめるよう要請

ロシアのタチアナ・モスカリコワ連邦人権問題全権代表は、ウクライナのオンブズマン(行政監察官)、国連、赤十字国際委員会に対し、ウクライナ側が行なっているロシア人捕虜に対する拷問をやめさせるよう要請した。
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モスカリコワ代表は、テレグラムチャンネルに投稿した中で、「ウクライナ最高議会の人権問題全権代表、国連拷問禁止委員会、国連人権高等弁務官、赤十字国際委員会に対し、拷問、暴力、個人の尊厳を侵害するような行為を禁止する1949年のジュネーブ条約を遵守するようウクライナに即時求めるよう要請する」と述べた。モスカリコワ氏は、ウクライナの捕虜となった兵士の家族から、拷問の様子を映した動画が提供されたと述べ、「匿名の人物が、特定不可能なアカウントから、兵士の母親らに、その息子たちを拷問している様子を送信し、身代金を支払わないと殺害すると脅迫している」ことを明らかにした。
国連監視団 ウクライナでロシア人捕虜に電気ショック拷問が行われていた
モスカリコワ氏は、こうした事実を受けて、露連邦捜査委員会のアレクサンドル・バストルイキン委員長宛ての文書を用意しているとし、「これまでに何度も行ってきたように、国防省、保安庁との協力で、兵士らを取り戻すことができると信じている」と語った。
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