同紙によると、カンボジアの専門家は同国に到着したウクライナの担当者に地雷除去のスキルや爆発物を無害化処理するための機材などの使い方を訓練する。
CMACのヘン・ラタナ所長によると、日本政府は同国の国際協力機構(JICA)を通じて技術面で協力を行った。
カンボジアのフン・セン首相は昨年11月、米国、カナダ、欧州連合(EU)の首脳らとそれぞれ二者会談を行った際に、カンボジアはウクライナの地雷除去部隊の訓練を支援すると表明した。
1964年から1975年のベトナムおよびインドシナ半島のその他の国々における戦争で米国が行った大規模な爆撃やカンボジアで約30年続いた内戦の後、さまざまな威力の数百万個の対人地雷が残された。これに関連し、カンボジアでは1992年に地雷除去に関する国家プログラムが始動、その初期段階には日本を含むさまざまな国のインストラクターが参加した。現在、カンボジアの地雷除去に関する専門家は世界でもトップクラスにあるとみなされている。
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