企業物価指数は企業の間で取り引きされるモノの価格を示す。2022年12月の速報値は、前年同月比で10.2%上昇し、2020年の平均を100とした水準で119.5と過去最高となった。
原油などのエネルギー価格や原材料価格の上昇を受けて、企業の間で幅広い品目で値上げが進んだことが要因。
日本経済新聞の指摘によると、公表している515品目のうち88%に当たる454品目が上昇。品目別では電力・都市ガス・水道が52.3%上昇した。このほか、鉄鋼が20.9%、食品・飲料が7.7%上昇した。
この結果、2022年の年間ベースでの企業物価指数は114.7と2021年と比べて9.7%上昇し、指数と上昇率ともに、比較可能な1981年以降で過去最高となった。
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