メッシーナ・デナーロは1993年から逃亡し、イタリアでマフィアの最重要指名手配リストのトップに君臨していた。
2022年、メッシーナ・デナーロには1992年の大量殺人と1993年にフィレンツェ、ローマ、ミラノで起きたテロ事件(計10 人死亡)に関与したとして、欠席裁判で終身刑が言い渡された。また、イタリアでマフィアとの戦いにおけるシンボルとなったジョヴァンニ・ファルコーネ判事とその同志でパレルモの副検事パオロ・ボルセリーノ氏の暗殺を含む複数の契約殺人に関与した疑いでも訴えられている。
メッシーナ・デナーロは、イタリアの漫画の悪役から「ディアボリック」という異名をつけられ、シチリア島のマフィアの正式なドンとみなされている。