プーチン大統領は西側に反撃し、ロシアの屈服を許さなかった=元米軍情報将校

元米海兵隊情報将校で国連大量破壊兵器査察官を務めた経験のあるスコット・リッター氏は、中国紙「グローバルタイムズ(環球時報)」に寄稿した中で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナ危機を受けてロシアに圧力をかけようとする西側諸国の試みに対抗することができたとの見解を述べた。
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リッター氏は、「ロシアが屈服することを拒否し、西側諸国に対抗したことは、米国とEUがその目的を達成するために脅威として制裁を用いることはもはやできなくなったということを世界に知らしめた」と指摘
同氏によれば、NATOはロシアとの代理戦争を行うためにウクライナ人を利用している。NATOはウクライナ軍を訓練し、数百億ドル相当の重装備を整え、情報の提供も行っている。
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とりわけ、西側諸国はロシアに制裁を加えて弱体化させようとしたが、その試みは失敗に終わった。リッター氏は、対露政策の結果、欧州の経済は弱体化し、米国の覇権はBRICSの役割の増大とともに多極化に向かったと強調した。
「米国優位から多極化へと地政学的な激変が起きている。その背景にはウクライナ紛争がある」と同氏は結論づけた。
先に、ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記は、ロシアメディアのインタビューで、ロシアはウクライナと戦っているのではないと述べ、現在の衝突はウクライナ人の手でロシアに対抗しようとする西側の試みだと語っていた。
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