ウクライナでの露特別軍事作戦

ゼレンスキー大統領顧問が辞任 ウクライナの防空システムに関する発言をめぐるスキャンダルを受け

ウクライナ東部ドニプロペトロウシク州ドニプロ市の住宅の一部がウクライナの対空ミサイルによって破壊されたことを認めたウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領の顧問、オレクシイ・アレストビッチ氏が17日、辞表を提出した。辞表は同日受理された。
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アレストビッチ氏は14日、ドニプロにある住宅の一部が破壊された原因はウクライナの防空システムであると発表した。その後、同氏はウクライナ国民から猛烈な批判を浴び、住宅の一部が倒壊した理由に関する発言を撤回した。
アレストビッチ氏は17日、「辞表をしたためた。私は文明的な行動の模範を示したいと思っている。根本的なミスを犯した。従って、辞任するのだ」とフェイスブック(ロシアでは過激派組織に認定され、活動が禁止されている)の自身のページに投稿した。
これよりも前、ウクライナのオレクシイ・ゴンチャレンコ議員は、アレストビッチ氏の解任を求める署名を集め始めたと明らかにした。ゴンチャレンコ氏は、アレストビッチ氏がドニプロの住宅の一部が倒壊した原因について発言したことを受け、アレストビッチ氏を反逆罪で告発した。
ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は16日、ドニプロの住宅が崩壊したのはウクライナの迎撃用ミサイルが原因であるというウクライナ側の言葉に注目し、ロシア軍はウクライナの住宅や社会インフラを標的にしていないと強調した。
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